AI漫画の作り方|LoraとLLMで初心者が挑戦!

I漫画制作に挑戦する初心者の少女がモニターに飛び込もうとする様子。画面内にはLoraとLLMと書かれた吹き出しとキャラクターが描かれており、AIツールを使った漫画制作のワクワク感を表現している。

【この記事でわかること】

  • 絵が描けなくても、AIでキャラクターが作れる方法
  • AIと一緒にオリジナルキャラを作る楽しさ
  • これからの漫画制作の新しい可能性

「AIで漫画が作れるんだって!」
そんな甘い言葉に、ちょっと胸がときめいたのは私だけじゃないはず。

だけど……
Lora?LLM?なんだか急に難しそうなカタカナ攻撃。
やっぱりムリかな、って正直ビビってた。

でもね、思ったんです。
「知らないなら、試してみりゃいいじゃない」って。

そこで、Claud、Anifusion、そしてLoraとLLM。
名前だけ聞くと未来の道具みたいだけど、意外と手に取ってみたら
ちゃんと応えてくれる、心強い相棒たちでした。

この記事では、ド素人だった私が、
AIツールを駆使して漫画づくりに挑戦したリアルなストーリーをお届けします!

「AI漫画?気にはなるけどムリムリ〜」
って思ってるあなたにこそ、読んでほしい。


そんな気持ちで、今、キーボードを叩いてます。

一緒に、一歩踏み出してみませんか?
Let’s Go!マイ・ファースト・AI漫画!

目次

AI漫画を作ってみた|LoraとLLMの初心者体験レポート

最初に手を伸ばしたのは、Claud(大規模言語モデル)、いわゆるLLMです。

(※Claudは、ストーリーやキャラクター設定を考えるのが得意な文章作成用AIです。)

このとき使ったAnifusionにも、

キャラクターや絵柄を安定して生成するための「Lora」という機能があって──

(※Loraは、特定のキャラクターやスタイルを覚えさせる仕組みです。)この2つをうまく使うと、AI漫画制作がぐっとスムーズになるんです!

LLM「Claud」でストーリー構成を自動生成してみた

最初に手を伸ばしたのは、Claud。

といっても、最初から「よし、使いこなしてやる!」みたいなテンションじゃなかったんですよね。
正直、「とりあえず適当に打ち込んでみるか」くらいの、軽い気持ちでした。

入力したのは、
「高校生の女の子が、不思議な転校生と出会う物語を考えて」

すると
出るわ出るわ、怒涛のストーリー案ラッシュ!

「うわ、意外とすごいじゃん……」
そんな小さな感動が、最初の一歩でした。

でも、ここで気づいたんです。
「ちょっと、テンプレ感あるな」って。

だから、次にやったのは、
「もっと具体的な指示を出してストーリーを深掘る」ことでした。

– キャラの性格
– 舞台設定(地方の田舎町とか)
– 出会い方(図書室で偶然とか)

これを細かく指示すると、どんどんストーリーが自分のものになっていく感覚があって

「おお、これ、けっこう楽しいぞ!」とテンションが上がりました。

Claudと同様にChatGPTでプロット設定を行う方法は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

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Lora対応のAnifusionでキャラを安定生成する方法

ストーリーの骨組みができたら、次は「登場人物」を作らなきゃ始まらない。

そこで登場するのが、Anifusion。
これがまた……便利なんだけど、クセがすごい!

最初はノリノリで、
「明るく元気な女子高生!ショートカット!制服姿!」
って軽快にプロンプトを打ち込んだんです。

でも、出てきたのは、
なぜかゴスロリファッションの女子高生(しかも若干ホラー寄り)。

「えっ、私、そんなこと一言も言ってないよね!?」
って、思わずツッコミ入れました(笑)。

そこで学んだのが、
「プロンプトは、具体的に!細かく!しかも肯定形で!」
ってことでした。

– 髪型(ショートボブ)
– 表情(明るい笑顔)
– 制服(標準的なセーラー服)
– ポーズ(元気に手を振る)

ここまできちんと指定したら、
やっと「おお、これこれ!」っていう子が出てきたんです。

キャラクターが形になった瞬間、
ストーリーの世界がグッとリアルになった気がしました。

AIキャラに合わせてストーリーを再構築する方法

キャラクターができたら、次は「彼女たちにぴったりな物語」を作る番です。

ここでちょっと裏話。
普通は「ストーリーを先に作って、そこにキャラクターを合わせる」って流れが多いと思いますよね?

でも、私の場合は違います。
キャラクターを先に作って、そのキャラに合ったストーリーをあとから考えるスタイルです。

せっかく作ったキャラクターたちが、
「え?私こんな性格じゃないよ?」
って顔をしてる気がして、どうにも気持ち悪いんです(笑)。

だから私は、まずキャラの特徴やビジュアルをClaudに渡して、
「この子たちが活躍するストーリーを考えて」ってお願いしています。

たとえば、

– 明るく元気な女の子
– 小柄だけど負けん気が強い
– 趣味はスポーツ全般

そんなキャラクターを渡すと、Claudはそれに合わせて、
「陸上部で巻き起こる友情と成長の物語」みたいなシナリオを返してくれるんです。

これがね
思った以上に、キャラが生き生きするんですよ!

ちなみに、もちろん逆のパターンもあります。
つまり、ストーリーを先に作って、そこに合わせてキャラクターを作る方法です。

どちらの流れもアリなので、
「自分がやりやすい方」で始めるのがおすすめです!

Lora機能を使ってAI漫画をコマ化する流れ

キャラもできた。
ストーリーも整った。

ここまでくれば、いよいよ「漫画化」のステージです!

使ったのはもちろん、Anifusion。
実はこのとき、ちょっとだけ不安がありました。

「キャラとストーリーを別々に作ったけど、ちゃんと自然につながるかな……?」

でも、Anifusionはそんな心配をサクッと吹き飛ばしてくれました。

なぜなら
Lora機能がすごかったから。

AnifusionのLoraは、ざっくり言うと、
「特定のキャラクターやスタイルを覚えさせて、作画を一貫させる魔法みたいな機能」です。

これを使えば、
作ったキャラクターをベースに、
コマごとのポーズ違い・表情違いまで自然に描き分けてくれるんです。

最初はLoraの使い方も手探りで、
「うーん、ちょっと顔が違うな?」とか、
「髪型ブレた!」みたいな小さなズレはありました。

でも、パラメータ(強度設定)を調整したり、
プロンプトを少し丁寧に整えたりすると

ちゃんと「この子はこの子だ!」ってわかる、
生きたキャラクターがページの中で動き出してくれたんです。

あの瞬間は、ほんとに感動モノでした。

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LoraとLLMでできること|AI漫画制作の実例と可能性

AIツールを組み合わせることで、AI漫画制作の世界はどこまで広がるのか?
実際に使ってみて感じた、LoraとLLMの魅力をここでまとめてみます!

実例紹介:AIツールを駆使して作った漫画

ここで、実際にLoraとLLMを組み合わせて制作した漫画を紹介します!

Anifusionでキャラクターを安定生成、
Claudでストーリーを作成し、
Canvaでコマ割りを編集しました。

AIツールで作った漫画の例(LoraとClaudを使用)

AIツールを活用すれば、
こんなふうにキャラクターの個性やストーリー性を大切にしながら、
本格的な漫画作品を作ることができるんです!

キャラクターの個性を保ったまま量産できる

AI漫画制作で一番感動したのが、キャラクターの個性を崩さずにコマを量産できることでした。

普通なら、ポーズを変えたり表情を変えたりすると、「なんかこの子、さっきと顔が違う……」ってなりがち。

でも、Loraを使えば、キャラの雰囲気・髪型・服装・表情のクセまでちゃんと保持したまま、シーンに合わせて自然なバリエーションをつけることができたんです!

たとえば、今回作ったストーリーでも──
– ちょっとすねた顔
– 楽しそうに笑う顔
– 真剣に考える顔

どれも、「この子ならこういう表情するよね!」って思える自然さ。

漫画の世界に「このキャラがちゃんと生きている」って感じられた瞬間、
AI漫画って本当にすごいな、と心から思いました。

ストーリーに合わせた世界観を演出できる

AI漫画制作の面白さって、単にキャラを動かすだけじゃないんですよね。

ストーリーに合わせて、ちゃんと背景や雰囲気まで作り込める。

たとえば、今回作った「AIと人間の違い」をテーマにした漫画でも

– 放課後の教室は、やわらかい西日が差し込む落ち着いた雰囲気
– 議論シーンでは、ちょっと緊張感のある室内
– 夜の場面では、月明かりを背景にドラマチックな空気感

こんなふうに、場面ごとに光や色味を意識するだけで、
ただキャラが話しているだけじゃなくて、
そこにちゃんと「物語の空気」が生まれるんです。

しかもこれ、プロンプトに「夕方」「月明かり」「室内の照明」みたいな一言を添えるだけで、驚くほど自然に表現できる。

この簡単さとリアリティの両立、正直、初めて体験したときは感動しました。

一貫性あるシリーズ作品も作れる

「一回きりのネタで終わるのは、なんだかもったいないな」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?

私も最初は「1話完結の短編ができれば十分」って思ってました。
でも、AI漫画制作にハマっていくうちに、自然と欲が出てきたんです。

この子たちの、もっと先を描きたい。
あのシーンの裏側も見てみたい。

そんなとき、LoraとLLMはすごく頼りになりました。

一度キャラクターを覚えさせておけば、
続編だって、スピンオフだって、
まるで当然のように「同じ世界」の中で生き続けてくれる。

しかも、ちょっとした変化もつけられる。

– 時間が経って少し成長した姿
– 季節が変わった背景
– 新しい出会いと別れ

こんなふうに、世界観を育てながら物語を広げていけるのは、
AI漫画ならではの楽しさだと思いました。

気づけば、
「このシリーズ、もっと続けようかな」
なんて、小さな夢がまたひとつ増えていました。

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まとめ|AI漫画はLoraとLLMで誰でも自由に作れる時代へ

ここまで紹介してきた方法でも、もちろん十分にAI漫画を作ることはできます。

でも、正直なところ今までのやり方には、こんな課題もありました。

– キャラクターが複数いるシーンでは、個別に画像を作成する必要があった
– それをクリスタなどで合成しないと、自然な会話シーンが作りづらかった

つまり、「一人ずつ作る→後で合成する」この手間が、どうしてもネックだったんです。

でも
AIツールの進化は、そんな悩みも少しずつ解決し始めています。

たとえば最近のChatGPTや画像生成AIは、
– 複数キャラクターを自然に配置する
– 背景とキャラを一体感ある形で作り込む

こういった指示にも柔軟に応えられるようになってきました。

これからは、
キャラクター同士の距離感やポーズの関係性まで、プロンプトだけでコントロールできる時代が来るかもしれません。

つまり

– 合成の手間が減る
– ストーリー作りにもっと集中できる
– さらに自由に、自分だけの世界を広げられる

そんな未来が、すぐそこまで来ているのです。

AI漫画制作は、まだまだ進化の途中。
そして、それを楽しめるのは今この瞬間、挑戦している私たちなのかもしれません。

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