ChatGPTだけで理想のキャラポーズを作る方法【初心者OK】

さまざまなポーズを取る5人の人物のシルエットが並んだ横長のイラスト。背景はオレンジのグラデーションで、元気で多様な動きを表現している。

「なんでだろう。立ってるだけなのに、なんか変」 AI漫画を始めたころ、そんな違和感に、私はしょっちゅう首をかしげていた。 手足がぎこちない。重心が迷子。立たせたいだけなのに、なぜかポーズが崩れる。 まるでどこかズレた世界で生きてる気がする。

検索しても出てくるのは「ポーズ崩れ防止」ばかり。 違う、そうじゃない。 私が本当に知りたかったのは、

「どうすれば、もっとカッコよく、自然なポーズを作れるのか?」

だった。

そして思いついたのが 「ChatGPTだけで、完結できたらラクじゃない?」

試してみたら、これがドンピシャだった。 プロンプトをちょっと工夫するだけで、驚くほど自然な立ちポーズや、キャラらしい動きが作れるようになったのだ。

この記事では、

  • 自然なポーズ作りに必要な考え方
  • ChatGPTでのプロンプト設計法
  • 生成後の微調整のコツ を、できるだけ噛み砕いてお届けする。

さらに、ポーズ設計をもっと極めたい人向けに、 「棒人間を使ったポーズ設計法」も別記事で案内する予定だ。

キャラってね、立ってるだけでも表情が出るんだよ。 さぁ、あなたも。 ただ立たせるだけのキャラから、生きたポーズを持つキャラクターを、ChatGPTで生み出してみよう!

目次

ChatGPTでポーズ設計が完結する時代

半年前、私は自然なポーズを作りたくて、ひたすら英語のプロンプトを検索していた。「これならいけるかも」と試しても、出てくるのは思ったのと違うポーズばかり。うまくいかなかったら、また検索して、また試してそんな繰り返しに、ため息をつく毎日だった。

しかも、どれだけ頑張ってもポーズが崩れたり、指が変な方向に曲がったりすることも珍しくなかった。

でも今は違う。ChatGPTが進化したおかげで、日本語だけで自然なポーズを作れる時代になった。「自然な立ち方にして」「リラックスした雰囲気で」と伝えるだけで、対話形式でどんどん調整できる。

これからのプロンプトは日本語の表現力

これからのポーズ設計では、単に指示を出すだけでなく、どんな日本語で伝えるかが重要になってきます。

これからは、プロンプトに込める日本語の表現力こそが、作品の出来を左右する時代だ。

昔は、いいプロンプトを求めてネットの海を彷徨った。 ブログ、フォーラム、X(旧Twitter)、海外サイト。

でも今は違う。 ChatGPTさえあれば、日本語で自然に、対話形式で完結できる。

「自然な立ちポーズにして」と頼んだら、最初はモデル立ちのように硬いポーズになった。 そこで「リラックスして立っている感じにして」と追記したら、グッと自然な仕上がりになった。

こんなふうに、日本語で素直に頼めるのが、昔のAIツールとは圧倒的に違うところなんだ。

理想のキャラポーズを引き出すプロンプト設計術

まずイメージをはっきり持つ

最初、私は「自然な立ちポーズにして」とだけ頼んでみた。けれど、出てきたキャラは、どこかぎこちない棒立ちだった。

そのとき気づいたんだ。ぼんやりした指示には、ぼんやりしたキャラしか返ってこないって。

だから、頭の中でキャラを小さな舞台に立たせてみた。 どんな仕草をしている?どんな表情をしている? そんなふうに演出する気持ちで、イメージをふくらませていった。

大事なのは、どんなポーズを作りたいかを自分の中でハッキリさせること。

例えば

  • ただ立っているだけ?
  • 腕を組んでカッコつけてる?
  • 誰かに手を振っている?

ぼんやりしていると、出てくるキャラもぼんやりする。 小さな舞台でキャラがどう振る舞うか、演出する気持ちでイメージしよう。

メガネをかけた少年がしゃがみながら「ポーズって、奥が深いなぁ……」と考えているアニメ風イラスト

日本語で自然に伝えるコツ

次に試したのは、友達にお願いするみたいにChatGPTに話しかけることだった。

難しい言葉はいらない。 まるで友達に頼むみたいに、素直にChatGPTに伝えてみた。

例えば、こんなふうに。

「全身を映して、自然な立ちポーズにして。リラックスしていて、腕は自然に体の横。少しだけ微笑んでいる感じがいいな。」

これだけでも、ちゃんと伝わったんだ。

最初は、ただ「立っているだけ」と指示したから、キャラが棒立ちになった。 でも、「リラックスして体重を片足にかける感じにして」と追加してみたら、ぐっと自然な雰囲気に変わった。

言葉ひとつで、キャラの空気感まで変わる。そんな小さな魔法を、私はそこで初めて実感した。

三面図や表情セットの活用

もし三面図や表情セットをアップしておけば、 服装や表情のブレも抑えられる。 「このキャラで、このポーズを」って細かく指定できるから、さらにクオリティが上がる。

ちなみに、三面図や表情セットの作り方については、別記事で詳しく紹介しています。興味がある方は、あわせてチェックしてみてください。

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生成後の微調整テクニック

一発で完璧なポーズが出ることもあるけど、たいていはどこかに「惜しいな」が出る。 そんなときは、プロンプトをちょっとだけ修正しよう。

例:

  • 足元が不安定 → 「しっかり立っているようにして」と伝える
  • 腕の位置が不自然 → 「腕をリラックスさせて自然に体の横にして」と伝える
  • 視線がズレている → 「まっすぐ前を見ている感じにして」と伝える

実際、最初は腕が体に沿わず不自然だったけど、「腕をリラックスさせて自然に体の横にして」と伝えたら、スッと自然な仕上がりになったことがある。

失敗を恐れず調整する楽しさ

微調整は魔法のひと手間。 キャラに命を吹き込む、最後の仕上げだと思ってほしい。

失敗しても怖がらない。 何度も試す中で、キャラがピタッとハマる瞬間がくる、それがたまらなく楽しい。

棒人間を使ったポーズ設計法

さらに自由に動かしたいなら、棒人間を使ってみよう。 簡単な線画で、キャラの動きを先に設計する方法だ。

ジャンプしている構図や、座って頬杖をついている姿勢など、 頭の中のイメージを棒人間で描くだけでも、驚くほどスムーズに指示が通る。

実際に棒人間を描いてから生成を頼んだときは、頭の中のもやもやが一気にクリアになって驚いた。

棒人間を使ったポーズ設計については、こちら記事から

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まとめ|ChatGPTでキャラを生き生き動かそう

ポーズを作る。動きをつける。キャラに魂を宿らせる。 ほんの少し前までは、それだけでプロの領域だった。

でも、今は違う。 ChatGPTさえあれば、誰でも、自分だけのキャラクターを自由に動かせる時代だ。

もちろん最初はうまくいかないかもしれない。 キャラが棒立ちになったり、ぎこちなくなったり。 思い通りにいかないことも、きっとある。

でも、大丈夫。 プロンプトを少しずつ工夫して、何度でも試していけばいい。

キャラがあなたのイメージに近づく、その過程こそが、 一番楽しくて、かけがえのない時間なんだ。

あなたの頭の中にしかない、世界でたったひとつのキャラクター。 その世界を、今ここから、広げていこう。

そして、そのキャラを動かすのは、あなたの想像力だ。

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