ChatGPT-4oキャラ作成ガイド|日本語プロンプトで簡単画像生成【初心者OK】

ChatGPT-4oを使った日本語プロンプトによるキャラクター作成チュートリアルのアイキャッチ画像。若い女性キャラクターが登場し、AI漫画制作の第一歩を表現。

「キャラクター画像を作りたいけど、最初から完璧なプロンプトは不要。」
実は、ChatGPT-4oなら最初はざっくりした日本語プロンプトでOK。生成された画像に修正指示を出しながら、理想のキャラクターを完成させることができるんです。
この記事では、初心者でも簡単にできるキャラ作成の流れと、リクエストのコツを実例つきで紹介します。
AI漫画作成の第一歩として、オリジナルキャラクター作りを一緒に始めましょう。


目次

ChatGPT-4oとは?

ChatGPT-4oは、2024年5月にリリースされたOpenAIの最新モデルです。テキスト、画像、音声といった複数の情報を統合的に扱うことができ、特に日本語の理解精度が大幅に向上しました。そのため、日本語でプロンプトを入力するだけで、高品質な画像生成が可能になっています。

ChatGPT-4oの特徴

  • テキストから直接画像生成が可能
  • 日本語プロンプトに完全対応
  • 修正リクエストを繰り返しながらクオリティアップできる
  • 初心者でも直感的に使えるインターフェース

なぜ日本語プロンプトで通じるの?

従来の画像生成AIは英語前提の設計が多かったのですが、ChatGPT-4oは多言語学習によって日本語の文脈やニュアンスを正確に理解できるため、日本語だけで自然な画像生成ができるのです。

このため、日本語でざっくりとイメージを伝えるだけでも、自然で高品質な画像が生成できるのです。

参考:ChatGPT-4oの画像生成機能の詳細についてはこちら(AI総研)


ざっくりプロンプトでも高品質な理由

ChatGPT-4oは、多言語に対応しており日本語プロンプトでも高精度な画像生成が可能です。
特にキャラクター作成においては、最初から細かく指定しすぎると、かえって意図が伝わりにくくなることもあります。
そのため、まずは大まかなイメージを日本語で伝え、生成された画像を見ながら修正リクエストを重ねて理想に近づけていくプロセスが最適です。


実録:キャラクター作成プロセス

ChatGPT-4oを使って日本語プロンプトからどのようにキャラクターを作り上げていくのか、初心者でも実践できるプロセスを3つのステップで紹介します。最初はシンプルなプロンプトからスタートし、生成された画像を見ながら修正リクエストを重ねて理想のキャラクターを完成させる流れを、実録形式でわかりやすく解説します。
このプロセスを知っておけば、AI漫画制作に向けたオリジナルキャラ作りの第一歩がぐっと身近になります。

Step1:最初のプロンプト

プロンプト例
カジュアルな服装の若い女性、茶色い髪

カジュアルな服装をした茶色い髪の若い女性キャラクター。日本語プロンプトによるChatGPT-4oの画像生成初期段階。

生成結果とチェックポイント
最初に生成されたキャラクターは、シンプルな指定にも関わらず全体像は悪くありませんでした。ただ、細部を見ていくと改善したいポイントがいくつか浮かびました。

  • 身長が低めで、やや子供っぽいバランス → スタイルにメリハリをつけたい
  • 髪型が無難でキャラとしての個性が弱い → 特徴的な髪型にしたい
  • 髪色の茶色が控えめでやや暗い印象 → 色に赤みを加えて明るくしたい

このたたき台をもとに、次のステップでは「7頭身でスタイルアップ」「髪型にボブの個性を」「赤みブラウンへのカラー調整」をリクエストしていく方針を決めました。


Step2:フィードバックして微調整

リクエスト例
もっと背を高くして、7頭身に。髪色は赤みブラウンに変更、髪型はボブにしてください

身長が高く7頭身に調整され、赤みがかったブラウンのボブヘアスタイルに変更された若い女性キャラクター。ChatGPT-4oの修正プロセス中の生成画像。

生成結果とチェックポイント
リクエストを反映した結果、スタイルは明らかに改善されました。7頭身にしたことでシルエットがすっきりし、髪型もボブカットに変わってキャラクターに個性が出てきました。

  • 頭身バランスが良くなり、大人っぽさが増した
  • ボブヘアでキャラクターの印象が引き締まった
  • 赤みブラウンの髪色で表情が明るく見えるように

ただし、髪型のシルエットがやや単調で動きが少ないのが気になりました。
この段階では、さらに髪型に動きを加えて、表情にも明るさを持たせることを次の目標に設定しました。


Step3:さらに細部を詰めて完成

リクエスト例
髪型に少しウェーブを加えて、表情をもっと明るくしてください

ウェーブのかかったヘアスタイルと明るい笑顔を持つ完成版の若い女性キャラクター。ChatGPT-4oによる日本語プロンプト画像生成の最終調整版。

生成結果とチェックポイント
ウェーブを加えたことで髪型に自然な動きが生まれ、キャラクター全体に活気が出ました。表情も柔らかく明るくなり、より親しみやすい雰囲気に。

  • 髪に軽いウェーブが入り、動きと柔らかさがアップ
  • 表情が明るくなり、キャラクターに親近感が生まれた
  • スタイル・髪型・色・表情がバランスよく整い、完成度が大きく向上

これで、最初のたたき台からスタートし、段階的にリクエストを重ねて理想のキャラクターに仕上げるプロセスが完成しました。

キャラクターの個性を引き出す追加カスタマイズ

基本のプロンプトに加えて、さらにキャラクターの個性を強調したいときは、以下のような要素を調整してみましょう。

服装を変更する

キャラクターの印象は服装によって大きく変わります。
たとえば:

  • カジュアルな服装 → 親しみやすいイメージ
  • フォーマルなスーツ → 落ち着いた大人の印象
  • ファンタジー風コスチューム → 非現実感・物語性を強調

プロンプト例:「カジュアルなパーカーを着た若い女性」

ベージュのパーカーを着た赤みブラウンのボブヘアの若い女性キャラクター。ChatGPT-4oの日本語プロンプトによる服装変更の例。

こんな感じで簡単に着せ替えができます。


顔の特徴をカスタマイズする

顔立ちの細かな設定もキャラクターの個性を際立たせます。

  • 目を細くする → 優しげ・知的な印象
  • 眉を太めにする → 力強さ・意志の強さを表現
  • 口元を引き締める → クール・真面目なキャラに

プロンプト例:「目が細く、落ち着いた表情の女性、服装は落ち着いた大人のファッション」

目が細く落ち着いた表情を持ち、黒いジャケットとカーキ色のセーターを着た赤みブラウンのボブヘアの若い女性キャラクター。ChatGPT-4oの日本語プロンプトによる顔と服装のカスタマイズ例。

少しのプロンプトでずいぶん印象が変わりました。


身体的な特徴を設定する

身長、体型、頭身バランスもキャラクター性に直結します。

  • 身長を高めにする → スタイリッシュな印象
  • 小柄に設定する → かわいらしさ、守ってあげたくなる雰囲気
  • 頭身バランスを調整 → リアル寄り or デフォルメ系で変わる印象

プロンプト例:「小柄で4頭身、元気な印象の女性、服装はファンタジー系」

小柄な4頭身で元気な印象を持ち、ファンタジー風のチュニックとマントを着た赤みブラウンの髪の女性キャラクター。ChatGPT-4oの日本語プロンプトによるちびキャラ生成例。

ちびキャラも簡単に作成できました。

このように段階を踏んだプロンプトを活用することで、たった一枚のキャラクターの絵から色々なキャラクターを作成することが可能です。


プロンプト作成でよくある失敗と解決策

キャラクター作成でプロンプトを入力するとき、誰もが一度はつまずきやすいポイントがあります。
ここでは、初心者がよくやってしまう失敗とその解決策を紹介します。

失敗例1:情報を詰め込みすぎる

プロンプトに「服装・髪型・表情・背景・小物・シチュエーション」など、あれこれ詰め込んでしまうと、AIが情報をうまく処理できず、ぼやけた結果になりやすいです。

解決策:
まずはシンプルなイメージだけを伝え、必要に応じて修正リクエストを重ねる方法が成功率を高めます。


失敗例2:あいまいな表現を使う

「かわいい」「かっこいい」など、抽象的な表現だけではAIに正しく意図が伝わりません。

解決策:
「大きな瞳で明るい笑顔」「短めのボブカットで元気な印象」など、具体的な特徴やイメージを盛り込むと、意図がより正確に伝わります。


失敗例3:1回で完璧を目指す

最初の生成で理想に近づけようとしすぎて、細かい指示を詰め込んだり、完璧を狙いすぎると逆に遠回りになります。

解決策:
最初はざっくりとしたプロンプトでスタートし、生成された画像を見ながらリクエストで細部を修正していくアプローチが効果的です。


🔥ポイントまとめ

プロンプト作成は、シンプルに始めて、対話で完成度を高めるのがコツ。
細かすぎる指示やあいまいな表現を避け、生成と修正を繰り返して理想のキャラクターに近づけましょう。


作ったキャラはどう活用できる?

完成したキャラクターは、さまざまな用途で活躍します。

  • AI漫画の登場キャラクターとして使用
  • SNSのアイコンやプロフィール画像に
  • ブログやYouTubeチャンネルのオリジナルキャラクターに
  • イラストポートフォリオとして活用

AI漫画を制作する上で、オリジナルキャラは作品に個性を与える重要な要素になります。まずは一体、自分だけのキャラクターを作ってみましょう!



注意点・デメリットも知っておこう

商用利用を考えている場合は、生成画像の利用規約を事前に確認しましょう。ChatGPT-4oで生成した画像は、利用規約に基づき商用利用が許可されていますが、生成されたコンテンツが既存の著作権や商標権を侵害しないよう、常に細心の注意を払う必要があります。

生成された画像はオリジナル性が高いものの、同様のキャラクターが他ユーザーにも生成される可能性があります。完全な独自性が必要な場合は注意が必要です。

著作権侵害を避けるために、特定の作風や有名作家の名前(例:「宮崎駿風」「ピクサー風」など)をプロンプトに含めるのは避けましょう。

高精度なイラストを求める場合、細かい部分はAIだけでは補いきれないこともあります。

思い通りの画像が出ない場合もあるので、ある程度の試行錯誤は必要です。


よくある質問(FAQ)

画像生成は無料でできる?

ChatGPT-4oの画像生成機能は、基本的に有料プラン(ChatGPT Plus)で利用可能です。無料プランでは画像生成機能が提供されていないか、非常に制限されているため、使いたい方は有料プランを検討しましょう。

プロンプトって何?

プロンプトとは、AIに対して出す指示文のことです。キャラクター作成の場合は「どんな人物か」「どんな服装か」などを文章で伝えます。

修正リクエストは何回でもできるの?

基本的に何度でもリクエストできますが、複雑すぎる指示を一度に出すと失敗することも。段階的なリクエストがコツです。

スマホでもできるの?

はい、ChatGPT公式アプリを使えばスマホからでも画像生成が可能です。ただし、PCの方が操作性は高いので、細かい調整にはPCをおすすめします。


まとめ:ChatGPT-4oなら、修正しながらキャラを完成させられる!

ChatGPT-4oの登場により、キャラクター作成はぐっと身近になりました。最初から完璧なプロンプトは不要で、日本語でざっくりイメージを伝え、生成された画像を見ながらリクエストを重ねることで、理想のキャラクターが完成します。

作成したキャラクターは、AI漫画の登場人物として活用することができます。これからAI漫画制作に挑戦したい方は、ぜひこの方法を試してみてください。

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