AI画像生成のコツ

AIポーションとは?初心者向けに使い方をやさしく解説

「もっと、自分らしい絵を描きたい。でも、いつも同じ雰囲気になってしまう……」

そう悩んでいたある日、NovelAIの新機能「ポーション」に出会いました。最初は半信半疑。でも、実際に使ってみると、想像以上の自由度と表現力に驚かされました。

まるで“魔法の調合”のように、お気に入りの画像から画風を抽出して、理想のイラストを作り上げていく──そんな感覚です。

この記事では、私が実際にAIポーションを使ってみて感じた魅力や、つまずいたポイント、そして効果的な活用法を初心者向けにやさしくまとめました。

「プロンプトだけでは出せなかった“あの雰囲気”が出せた!」 そんな体験を、あなたにも味わってもらえるように。

それでは、さっそくAIポーションの世界へご案内します。

AIポーションはどんな機能?基本からやさしく解説

AIポーションとは、NovelAI Diffusion V4に搭載された新機能で、別の画像の「画風」や「雰囲気」を高精度で取り込みながら、プロンプトによる指示も活かして新たな画像を生成できるツールです。

従来のバイブストランスファー機能に比べ、AIポーションは画像の構図・キャラクターの特徴を柔軟に引き継ぎつつ、プロンプト内容も強く反映します。また、参照強度・情報抽出度の2つのパラメータで、より細かいコントロールが可能になりました。

操作方法自体はバイブストランスファーと大きく変わりませんが、V4モデルの向上により、画質や表現力が飛躍的に進化しています。

NovelAIについては以下の記事をご覧ください。

AIポーションの使い方を3ステップで解説

手順① ポーションを調合する

  • 元になる画像をアップロードし、「情報抽出度」を設定してポーションを作成
  • 調合には一回ごとに2Anlasが必要です

手順② ポーションを適用する

  • 作成したポーションを選択
  • 「参照強度」を設定し、プロンプトと併用して生成開始
  • 参照強度の合計は基本的に1.0以下に設定するとバランスがよくなります

手順③ ポーションファイルの保存・共有

  • ポーションを保存して再利用可能(.naiv4vibeファイル)
  • 保存したポーションは友人と共有したり、別デバイスで使うこともできます

失敗しないためのコツと画像選びのポイント

ポイント① ポーション画像の選び方

  • 画風がはっきりしている画像が効果的
  • シンプルな構図の方がうまく馴染みます
  • キャラクター中心の画像の場合、別人になりやすいので注意が必要です

ポイント② 設定値の使い分け

  • 参照強度を高くすると画風の影響が強く出る
  • 情報抽出度を低めにすると構図中心、高めにすると画風中心になる
  • バランスを取りながら設定するのがポイントです

AIポーションの限界と可能性を知っておこう

できること

  • 好きな画風や雰囲気を作品に取り込める
  • 複数のスタイルをミックスして独自表現ができる
  • ポーションファイルを保存・共有して活用できる
  • メタデータ保存で再現性が向上する

できないこと

  • ポーション作成後の情報抽出度の変更はできない
  • 元画像を完全再現するわけではない
  • キャラクターが別人になることがあり、安定再現には向かない

実際に作ってみた!使用例と仕上がり比較

以下は、4枚の参照画像を使い、すべて参照強度0.5、情報抽出度1.0、プロンプト「1girl, 1boy, Beach, Walking」で生成した例です。

使用した画像(ポーション素材)

キャラクター重視(男の子・女の子)


実際に生成された画像

自然な構図、調和した背景、アニメ調の柔らかい画風をうまく引き出せました。

画風を変えるとどうなる?別パターンで検証

次は、異なる画風・画質の素材を使い、参照強度0.4、情報抽出度1.0で生成した例です。

使用した画像(ポーション素材)

  • ダークファンタジー風キャラクターイラスト
  • リアル寄りアニメ調のオフィスシーン

実際に生成された画像

  • 浜辺を歩く男女(シリアスな雰囲気)

この例からわかること

  • 異なる画風を組み合わせると個性が強く出る
  • プロンプトが同じでもベース素材で仕上がりが変わる
  • 参照強度を低めにするとプロンプトの反映が強く残る

まとめ:AIポーションはこれからの可能性を広げるツール

NovelAIの新機能「ポーション」は、驚くほど手軽に、そして自由度高く自分らしい表現を追求できる素晴らしいツールだと実感しました。

しかし、私自身もまだすべてを理解できているわけではありません。使いながら発見すること、つまずくことも多く、試行錯誤の真っ最中です。

今回の記事では、私が実際に触ってみた感触をもとに、初心者の方にとって役立つ情報をまとめましたが、これからさらに新しい使い方や工夫が見つかっていくはずです。

ポーションを活用して、あなたならではの作品をどんどん生み出していきましょう。私も一緒に、まだ見ぬ表現の可能性を探っていきます!

──ここからが、始まりです。

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