画像生成AIをいじってる方ならご存じの三面図。
私もかつて「三面図なんて本当に必要なの?」と疑問に思っていた一人です。
Midjourney(Web版)でキャラを作っていた頃、同じキャラクターを別アングルで再現するのに四苦八苦。何百枚も生成しては「これじゃない……」と泣きながらリジェクトの嵐。で、気づいたんです。「あれ? 三面図、作ったほうが早くね?」
ところが、三面図を作るのもまた一苦労。やっと完成したときの達成感といったら、もう泣けてきました。
でも!ChatGPT 4oの画像生成能力を体験してからは、その苦労がまるで遠い過去のように感じたんです。
三面図って何?って方は以下の記事も読んでみて!
三面図は必要か不要か
ChatGPTにズバリ聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました:
【結論】ChatGPTでキャラを作るなら「三面図はあったほうが良い」けれど、「必須ではない」
うーん……微妙に曖昧。でも、それにはちゃんと理由があるようです。
三面図があると何がいいの?
- キャラの一貫性が保てる(特に漫画や動画では命)
- ポーズや表情の違いを作りやすくなる
- 長期的に同じキャラを使いたいときに便利
一枚絵で済むケースは?
- ブログのアイキャッチ画像
- 1コマだけのイラスト
- 単発のキャラ紹介など
つまり、私のように「AIで漫画を作ってみたい!」と本気で考えている人には、三面図はあった方が絶対にいいというわけです。
三面図だけでは足りない
ここでさらに気づいたのは、三面図だけでは足りないということ。
三面図に加えて、他の参考画像(ポーズ・表情・シーンなど)も加えると再現性がグッと高くなる。
三面図は静止状態、つまり基本形の情報だけ。泣いたり笑ったり、歩いたり座ったりといったアクション表現までは対応しきれません。
参考資料として追加すると効果的なもの
種類 | 目的・効果 |
---|---|
表情セット(喜怒哀楽・無表情など) | 感情描写の再現性がUP |
ポーズ見本(立ち・歩き・座りなど) | 動作中のシルエットが安定する |
コスチューム資料(制服・私服など) | 衣装のディテール保持に効果あり |
シーン別作例(例:カフェで座るキャラ) | 背景×キャラの位置関係が自然になる |
キャラの「正面アップ」 | 顔のパーツ再現率が安定(特に目・口) |
ChatGPTで三面図を作成してみた
キャラクターはAnifusionで作成した女の子を使用。

「このキャラクターの全身を表した三面図を作成してください。6頭身にして背景は白、サイズは16:9でお願いします」
と指示すると……一発で出ました!

6頭身としたのは、コメディ要素を入れたかったから、バランス考えると
- 男性:7頭身
- 女性:6.5頭身
にするとカッコよくなりまっせ!
Midjourneyで何百枚も失敗していた私は、心の中でガッツポーズをキメたのは言うまでもありません。
その後も、
- 「カーボーイショットで三面図作成してください」
- 「上半身の三面図を作成してください」
と続けて指示すると、サクサクと出力されました。

ここで気づいたのが、三面図はパーツ別に複数持っておくと便利ということ。全身・上半身・顔アップなど用途に応じて使い分けできます。
三面図を使って漫画コマを作ってみた
今度は背景画像と組み合わせて、漫画っぽいコマに挑戦。

この背景と、全身の三面図を使って以下のプロンプトを入力:
「女性が気持ちよさそうに散歩している様子を作成してください」
結果がこちら:

うん、いい感じです。
続けて、上半身やカーボーイショットの三面図でも試してみました。プロンプトは同じでも、三面図の種類によって出力される画角やバランスが異なるのが面白い!
上半身の三面図で作成した画像はこちら

状況に合わせて使い分けで効率アップできるかも!
背景のキャラも活かせる?
「背景にキャラが写っていたらどうなるの?」という疑問もあったので、試してみました。

この画像を使って「右隣にもう1人キャラクターを追加し、会話しているシーンにする」と入力。
特別に指示をしなければ、女性の画像が入れ替わります。

なんと自然に合成されてびっくり。AIって進化してるんだなとしみじみ。
ポーズは棒人間でもOK?
最後に試したのは、ポーズ指定。
棒人間の画像を提示して、「このポーズでキャラを再現してください」と指示。

するとこんな感じに:

微妙に違うけど……雰囲気は伝わるし、マジ遊び心があって楽しい!
まとめ:三面図は未来のあなたへのプレゼント
ChatGPT 4oと三面図の組み合わせは、ベストチョイス。
今は面倒でも、未来の自分が「あのとき作っておいてよかった〜」と感謝するはずです。
AI漫画を本気でやってみたいなら、三面図を揃えておくのが吉。全身、上半身、顔アップ。それぞれ揃えて、あなたのキャラを思いのままに動かしてみてね。