ブログを始めたいけれど、どんな内容で書いていいのか分からないと感じていませんか?この記事はそんな初心者の方向け。
日記のような日常の出来事から、どのようにテーマを絞り込み、読者の心をつかむブログ記事を作成するのか、物語を通してご紹介します。さらに、ブログ初心者が陥りやすい落とし穴や、記事をより魅力的にするための簡単なテクニックも伝授。今日からあなたもブログの魅力に取り憑かれること間違いなし!
ユキコのブログ挑戦: 趣味からキャリアへの成長物語
今回の主人公は、ユキコ
ユキコはオフィスの生活にちょっと疲れを感じていました。最近では、読書や写真撮影という趣味でストレスを和らげることが、彼女の癒しになってました。
ある日、彼女は自分の趣味や日常をシェアするブログに興味を持ち始めます。
「ブログをやりたいけど、どこから始めたらいいかな…」
上司である健司課長のブログを読むのが、ユキコの日常の小さな楽しみでした。彼のブログは雑記だったけど、徐々に特定のテーマに変化してきて、その変わり様を楽しんでました。
「課長に相談してみよう!」
ランチタイム、勇気を出して健司課長に声をかけたユキコ。
課長、実はブログをやりたくて…
本当に? それは面白い! 初めてのブログは日記風のブログをおすすめするよ
健司は驚いた顔で言った。
ユキコは興味津々で聞いた。「日記ブログって、特別なことを書かなくてもいいの?」
健司は笑って答えた。「実は私も最初は日記から始めたんだ。でも、だんだん趣味や関心にフォーカスしたくなった。それが今のブログになってるんだ」
課長も、最初は日記から始めたんだ
ユキコは、少しうれしい気持ちになった。
その時、サクラが通った。
ブログなんて、まだ流行ってるの? 時間の無駄じゃない?
健司は笑いながら答えた。「サクラ、君も昔、ブログをやってたよね?」
サクラは顔を赤くして答えた。「だって、ブログはオワコンでしょ!」
それに、日記なんて誰が読むのよ?
彼女もかつてブログを開設していたが、批判や自分の中の迷いによって続けられなかったのです。
ユキコは健司のアドバイスでブログ作成サービスの「はてなブログ」で、ブログを始めました。
しかし、サクラの指摘どおり、ユキコのブログへの訪問者が少ないのには不安を感じていた。
アクセスは気にせず、今は書くことに集中して
ユキコのブログは読書と旅行、そして花への愛に焦点を当てていました。特に彼女の「旅行先での花の写真とその地域の文学」を組み合わせた記事は多くの読者から注目されていました。
数か月たったある日、その記事がある雑誌で紹介されて、彼女の読者は爆発的に増えます。
サクラは、ユキコの成功を見て、うらやましく思うと同時に、「私ならもっとうまくやれる」と再挑戦を決意しました。
特に、彼女は、趣味の「観葉植物」をテーマにしたブログを「WordPress」で、開始することにしました。
ある日、健司はユキコとサクラをオフィスで呼び止め、「二人とも素晴らしい。でも、ブログは始めることも、そして続けることも難しい。お互いに助け合って、自分のペースで続けていってほしい」と言った。
そんなある日、ランチタイムに、ユキコが話しかけてきた。
課長、WordPress の始め方教えてください
後半に続きます。
初めてのブログは日記ブログをすすめる理由
物語の冒頭で、ユキコは「ブログをやりたいけど、どこから始めたらいいかな」と悩みを持ちます。
健司に相談したところ「日記風のブログから始めよう」と答えが返ってきました。なぜ? でしょう。
超初心者は慣れることが大切です
最初は、誰でも知識がない状態で始めることが多いですよね、知識を深めるためには、経験と時間が必要になります。
ブログは、始めやすい特徴を持っている反面、半年も続かず止めていく方も大勢いるのが現実です。日記を書くのに、テクニックは必要ありません。自己表現の場として、自身の備忘録として、そしてストレスの発散の場として文章を書いていきましょう。
文章を書くことで、ライティングスキルや思考を整理する能力が向上します。文章を書くのが好きになれば、ブログの知識も増えていくでしょう。
継続できるか、分からない状態で有料ブログから始めるのはリスクがあります。
日記ブログはコストがかからない
日記を書くのに、お金は必要ありません。
なぜなら、ブログ黎明期より「ブログ作成サービス」があります。ブログは、お金をかけず始めることが可能です。
その代わり、お金を稼ぐこともできません
ブログからの収益が目的ではない場合は、ブログ作成サービスの利用がメインとなるでしょう。ブログ作成サービスは、種類が豊富で、自分に合ったサービスを選ぶ必要があります。
収益化が主な目的の場合は、WordPress 一択となります。その場合でも、一旦ブログ作成サービスを利用して続けていけるか確認したほうがいいでしょう。
日記ブログはダメだと聞いたことがある
他の人にとって、興味のない日常の出来事や感情を書くだけのブログは、一般の読者にとっては「価値が薄い」と感じます。しかし、ブログは自己表現や個人的な満足感を追求する手段でもあります。
そもそも、楽しむことが目的の場合、他人の評価や期待に左右される必要はありません。
一般的にダメだと言われている点
- 他人に向けて書いてないので、集客力がありません。
- 集客能力がないので、マネタイズできません。
日記ブログは、集客力が弱く、収益化には向きません。収益を目的とする場合は、「WordPress +特化ブログ」が最も有利だと言えます。
日記ブログの良い点
紙の日記を書くのと同じような、感情の整理、記録の振り返りの他に、ネット上で一般に公開することで以下のようなメリットがあります。
- 自己表現の場
- 他者とのコミュニケーション
- 執筆スキルの向上
- 喜びと達成感
喜びと達成感は特に重要だね
紙の日記に比べると、日記ブログには達成感を感じられる要素が多く含まれるため、長続きしやすいことがあります。
たとえば、更新ごとに達成感を感じたり、読者のコンテンツへの反応に喜びを感じたりします。他者からの肯定的な評価や共感は、紙の日記では得ることはできません。
たまに「シニアの方が書いている」ブログを見に行くんですけど素晴らしい、「つい読み込んでしまいます」。もはや人生を楽しんでいる姿が目に浮かぶようです。
こういう方たちに共通していることがあります。それがブログを面白く読ませてくれてるんですよね。
これから日記ブログを始めたいと思った方は「それ」を意識するだけで「おもしろいブログ」を書くことができるでしょう。
日記ブログは共感があれば面白くなる
日記ブログを面白くするには「共感」が必要です。「雑記ブログ」「特化ブログ」を問わず、必要な要素となります。
扱っているネタや文章の流れも大切ですが、日記ブログを読んでいて共感ポイントがまったくない、「ひとりよがり」な記事は最後まで読む気になりません。
共感力を磨こう
日記ブログは、日常生活や個人的な経験に焦点をあてることが多く、感情や考えをリアルに表現する傾向があります。このリアルさと自己表現の強弱が読者を引き込む要素となります。
あなたの記事のなかに、読者が共感できるポイントがいくつかあれば「記事を読み込んでくれる」可能性も高まります。
人は感情移入できるほどの共感を持つとその人が好きになったり、次の記事が気になったりします。つまり、あなたのブログのリピーターになる可能性もあるでしょう。
ドラマやアニメの続きが気になったり、週刊漫画の発売日が待ち遠しかった経験はだれにもあった筈ですよね。
具体的に共感できる記事はどう書く
人が共感している状態は、他人の感情や経験に共鳴し、感情的なつながりを感じる状態を指します。共感は他人の感情や状況を理解し、共有しようとする心のプロセスです。
たとえば、テレビを見ているとき、友達と会話してるときに、「そうそう」「私もそう思っていた」と感じるときがあります、この状態が「共感」です。そのとき心の中では、「好感」「信頼」「安心感」などの感情が芽生えています。
では具体的にどういう風に書いていくと共感してくれるでしょうか
- 自分自身の個人的な経験やストーリーを率直に共有する
- 文章中で共感的な言葉やフレーズを使用する。たとえば、「私も同じように感じたことがあります」「あなたも共感できるかもしれません」といった表現を使います。
- 具体的なイメージや比喩を使って、感情や情景を鮮明に描写します。読者が文章を読みながら自分の心に浮かべるイメージを共有することで、共感が生まれやすくなります。
- 質問を通じて読者の感情や考えを引き出します。質問を投げかけることで、読者は自分自身の立場や感情について考え、共感を感じることがあります。
共感を生み出す手法としては、他にもたくさんありますが、まずは、上記4点を意識してみてください。
ストーリーテリングを活用する
共感を得る手法のひとつに、ストーリーテリングという方法があります。特に日記ブログの場合は、日常や考えをストーリー仕立てにすることが可能です。
日記ブログだと実体験を元に書いてる場合が多いので、自身のマイナス部分も、隠さず表現することで、共感ポイントも増えていきます。
たとえば自分の趣味などを「とことん深堀する」のもいいです。深堀することで文章の表現力も向上していきます。
ストーリーテリングとは?
ストーリーテリングは、情報やアイデアを物語として伝えるコミュニケーション技術です。物語を使ってメッセージを魅力的に伝え、理解しやすくする方法です。広告、マーケティング、教育、エンターテイメントなど多くの分野で使用されています。
>>ストーリーテリングの詳細記事は、こちらをクリックしてください。
日記ブログ運営をもっと面白する方法
今から20年前、2003年頃初めて無料ブログサービスが誕生しました。
その数年後、ブログが大ブームになります。その頃のブログのほとんどは「日記ブログ」。
好きな事を自由に書けるのが日記ブログ
日記ブログは、日常をブログで表現したり、個人的な思考の情報発信、コミュニケーションツールとして利用したり、気軽に記事を書ける、ネタ切れの心配も少ない。しかもお金がかからない特徴を持っています。
日記ブログ+ブログ作成サービスの最大のメリットは、「お金がかからないこと」。最大のデメリットは、「お金が稼げないこと」です。
無料サービスなので、とことん使い倒すのがいいです。でも、せっかくですから、楽しみながら運営、読者も楽しめるブログにしていきましょう。
読者とのコミュニケーションを大切にする
日記ブログの醍醐味は、読者とのコミュニケーションです。SNSを利用したり、コメント欄を設けて積極的に読者と関わっていきましょう。
独自のイベントを主催したりするのも楽しいですよ。
コミュニケーションが取りやすい
ブログ作成サービスは、コミュニケーションが取りやすい特徴があります。読者から有益な情報をもらえたり、意見・感想・アドバイスをもらえることもあります。
反応があることは、嬉しいことであり、モチベーションも上がります。
記事を面白くする企画を考える
日記ブログを面白くするための方法はたくさんあります。アイディア次第では、読者との距離が近くなるだけでなく、楽しみの一つになる可能性もあります。
特に読者参加型、他のブロガー参加型の企画は、強烈なインパクトがあるでしょう。
他にも考えてみました、アレンジして使ってみて
- テーマ日記: 週ごとや月ごとに特定のテーマを設定して投稿する。例えば、「音楽週間」や「旅行月間」など。
- ゲスト投稿: たまには友人や他のブロガーを招待して、ゲスト投稿を書いてもらうことで、新しい視点や情報を提供する。
- 挑戦日記: 新しい趣味や活動に挑戦し、その過程や結果を日記として記録する。
- シリーズ物の作成: 一つのテーマや話題を数回に分けて深掘りするシリーズ記事を作成する。
- 日常の出来事をアニメーションやコミックで表現: ユーモアやオリジナリティを加えて、日常を楽しく描く。
- 料理日記: 日々の食事や新しいレシピの試みを記録し、その感想や工夫点を共有する。
- 季節の変化を追う: 季節の移り変わりとともに変化する自然や日常を写真とともに綴る。
- 映画・ドラマのレビュー: 見た映画やドラマの感想を綴る。特に自分の日常にどのように影響を与えたか、どのように共感したかなどの点を取り上げる。
それでは、物語のクライマックスに戻りましょう。
無料ブログから有料ブログへの転換
物語の最後に、ユキコは健司に向って、「WordPress の始め方教えてください」とお願いしました。
日々のストレスから少しでも解放されることが目的で始めたブログも、成果を出したことでブログの目的もかわってきたようです。
ユキコと健司は、オフィスのカフェテリアでブログについての話を深めました。健司はノートパソコンを開き、WordPressのダッシュボードをユキコに見せました。
「WordPressは最初はちょっと複雑に感じるかもしれないけど、基本的な操作はすぐに覚えられるよ」と健司は言いました。彼はユキコに、投稿の作成、カテゴリの追加、画像のアップロード方法など、基本的な操作を一つ一つ丁寧に教えました。
ユキコは真剣な眼差しで健司の説明に耳を傾け、自分のノートにメモをとりながら質問を繰り返しました。この瞬間、彼女はただの日常の記録をするだけのブロガーではなく、真剣にブログの技術や知識を学ぶ意欲的なライターに変わっていました。
数日後、ユキコは自分のブログをWordPress にリニューアルし新しいデザインや機能を追加しました。彼女は健司に教わったSEOのテクニックや記事の書き方を取り入れ、読者とのコミュニケーションも取り始めました。
数か月後、ユキコのブログは地元の文化イベントの公式サイトで紹介されました。彼女が書いた地元の古本屋やカフェ、公園についての記事がイベントのオーガナイザーの目にとまり、ブログへのリンクが掲載されたのです。
ユキコはこのニュースを知った時、驚きと喜びでいっぱいでした。彼女の記事が多くの人々に読まれることになるとは夢にも思っていませんでした。地元の文化や風景を共有することの大切さを再認識しました。
彼女は健司にこの話を伝えると、彼は嬉しそうに笑いました。
「ユキコ、君の視点と情熱が人々の心をつかんだんだね。君のブログが地域の魅力を伝える一助となったこと、本当に素晴らしいよ。」
ユキコは感謝の気持ちでいっぱいでした。
「健司さん、あなたのアドバイスのおかげでここまで来られました。これからも、自分の視点で日常の美しさや魅力を伝えていきたいです。」
健司は微笑みながら応えました。
「ユキコ、君の視点は独特で新鮮だから、これからも多くの人に喜ばれると思うよ。続けることの価値を信じて、頑張ってね。」
こうして、ユキコのブログは日々成長を続け、彼女の視点を通じて多くの人々に地元の魅力を伝えていったのでした。